おんな上位

この世界、おんなが偉いほうが、まだましなのではないか。

   濡れてるわよ
   感じてるわよ
   オレのオンナを演じたげるわ
   それであんたは
   なにを手に入れたつもり?

おとこが威張ると碌なことはない。

嚙むと屁は出るし、怒鳴ればうるさいし、終いにゃ地団太踏んで口惜し泣き。

おんなは怖くて当たり前、それでいい。

   噛んで
   揉んで
   転がして
   肉欲だけで
   手に入らない欲望

    

   

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痛いの痛いの

痛みを訴えることの虚しさ。

   歯の痛みは
   感染しない
   他人には
   わからない
   伝わらない

歯痛は、わかってもらえない痛みという意味ではわかりやすい。

   なぜ
   わかってくれないの
   誰も
   わかってくれないの
   痛みと恨み

   こんなに痛いのに
   こんなに苦しいのに
   わかってもらえない
   すこしも伝わらない
   恨みと憎しみ

痛みは、放っておくと、恨みに憎しみに、変わってゆく

   痛みは
   放っておくと
   恨みに
   憎しみに
   変わってゆく

 

   

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2023年7月 2日 (日)

ひとのぬくもり

ああ、久し振り。

   女房と向かい合って
   飯を食う
   決してお手軽でも
   お気楽でもない
   奇跡の集積

   100円でも永遠が買えて
   100億円でもほしいものが
   手に入らない
   みんな知らない振り
   みんな賢い振り

   さわってみれば
   あったかで
   つめたくて
   きもちいい
   ひとのぬくもり

 

   

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2022年7月24日 (日)

一難去ってまた国難

「自民党大勝」で参院選は終わったらしい。

   この国で
   最も支持を集めているのは
   自民党ではなくて
   棄権を選択する
   ニヒリズム

さらにいえば

   三原ずん子だの
   生稲なんとかだの
   歌って踊れる
   芸達者
   紅組の勝ち

そうしてこの国は沈んでゆく。

   国葬にあたり
   会葬に際しては
   感染防止徹底のため
   アベノマスク着用を
   お願いいたします

なんでアベ? どうせなら…。

  

   

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2022年5月29日 (日)

いのちのうた

いのちの電話はボランティアが担う。是か非か。

   果てしのない
   暗闇に投げ出され
   落ちもせず飛べもせず
   中空にもがき続ける
   いのちの実情

皆、自分の意志で生きているのか。自分の意志で生まれ落ちたか。自分の意志で死にゆくか。

   自己責任で
   生まれ落ちたか
   生き続けるか
   生き急いだ末に
   死にゆくか   

 

この国の現状。

 

 

 

 

 

   

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2022年5月15日 (日)

便利な神様

また歌を詠まなければならなくなった。きっかけが戦争とそれに伴う混乱とは!まったくっ!

   人殺しも
   人助けも
   命じてくれる
   神様は
   便利だ

   人間に
   造り出せるのは
   天国ではなく
   戦場という
   地獄

   天国は
   無理だけど
   地獄なら
   人間でも
   簡単に造り出せる

たぶん終わらない。実は何も終わってはいなかったんだ。

   戦闘が
   長引くのは
   為政者にとって
   治世よりも
   安上がりだから

   イエス様が
   生きていらっしゃったら
   なんとおっしゃるでしょうと嘆く
   なに云ってんの!?
   誰も気にしないでしょ!?

まったく。戦争の度にこの才能を使い尽くさなくちゃならないとしたら……ん? それはそれでいいのかも。

   宣教師が
   教会が
   赦しを与えてくれる
   罪を認めさえすればね
   愚かな人間であるという罪を

   感謝感謝
   今度是非
   うちの教会へいらしてください
   善意の人は
   自分を疑わない

   基地があるから
   拝所が残っている
   解放されたら
   途端に建物に
   埋められるだけ

そうか、この私自身が戦争を拡大再生産しているのか。それを心の底で喜んでいるのか。

   辞める理由
   働かない理由
   損しない理由
   言い訳する理由
   いつもいつも考えてる

   

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2022年3月27日 (日)

ないはずの社会

いろいろと混乱。

   差別なんかないはず
   格差なんかないはず
   いじめやハラスメントなんか
   ないはずの社会の
   悲惨な現状

混沌ということばがふさわしい。 

 

 

   

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2022年3月20日 (日)

目を覚ましなさい

呆れた世の中。

   秘密結社の企みが
   町の本屋さんに
   平積みで晒されている
   手持無沙汰の中高年の
   あいだでベストセラー

おじさん、目を覚ましなさい。

   終電の停車駅で
   熟睡している
   酔っぱったおじさん
   ここはもう
   行き止まりだよ

皆、気づいていない振りして、乗り過ごすいつもの手口は、もう使えないんだよ。

   

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2021年4月24日 (土)

バッハといえば

 いわずと知れた。

   バッハといえば
   音楽の父と呼ばれる
   ヨハン・セバスチャンを指す
   個人的な名声獲得に血道をあげる
   俗人のことではない

こういうのも面汚しというのだろうか。

 

   

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2020年9月12日 (土)

ロックンロール心中(Rock'n'roll Suicide)

もう、いろんなことに飽き飽きしてて。
しょうがないので、棚に手を伸ばして最初に手に触れたCDを聴こう……ったら『ジギー・スターダスト』。

クルマん中で聴いていて、ふと「あっ訳せそう」と思ってしまった……40年も聴いてきて今更「日本語訳」もないもんだが、ちょっとだけチャレンジ。

 

   ロックンロール心中
   (Rock'n' roll Suicide意訳)

   タバコばかり喫って
   時間を潰す
   きみは虚ろ 指から指 そして口元へ
   残響は 余韻となって やがて忘れ去られ
   きみはロックンロールと心中するつもり

   負け犬と呼ばれるにも すでに昔の面影はなく
   勝ち馬に乗るほどの値打ちもない
   それでも壁に掛かった時計は きみの歌を待っている
   カフェを通り過ぎ
   飢えも感じないくらい 年老いてしまったよう

   きみはロックンロールと心中したつもり

   シボレーのブレーキ音で 我に返り
   ふらふらと躓きながら通りを渡る
   朝になって 家路を急ぐきみ

   陽の光に晒されなくていい
   牛乳配達屋に心煩わされなくてもいい
   どれもこれも いつもの繰り返し
   終わりなき日常

   ああ きみ
   きみは ひとりぼっちじゃない
   自分のことばかり気にしてるけど
   それはよくない
   頭の中がこんがらがっているんだろうけど
   ぼくだけが きみを気にかけていられたら

   きみが どこの誰で 何をしていたとしても
   無数の刃物が きみの頭の中を切り刻もうとしていても
   ぼくは きみと 痛みを分かち合おう

   手を差し出して
   きみは美しい
   ぼくと向き合おう
   ぼくのほうへ 手を伸ばして
   きみは美しい
   きみの手を

 

   ※デビッド・ボウイ『ロックンロールの自殺者』より

 

【御礼】

 この翻訳(意訳)作業にあたり、たくさんの方の著作・作品を参照・参考させていただきました。とくに

 (故)岩谷宏さん

        宮台真司さん

 お二方の著作その他からは、いつもインスピレーションを頂戴し、ほとんどすべてを生きていく為の糧としております。今回はその「おことば」まで拝借いたしました。なにからなにまで、ありがとうございました。

   

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