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2008年4月

きょうだい

仲がよいとか悪いとか、どっちにしても関係は否定できない。

     三児の母となった
     妹は
     いまだに兄を
     お兄ちゃんと
     呼んでいる

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判決の夜

被害者の遺族って、こんなにも苦しみ悩みぬかなければならないものなのか?!

     被害者の遺族は
     赦さなければ
     ならないのか
     説明しなければ
     ならないのか

     記者会見も
     署名運動も
     手記執筆も     
     被害者の
     遺族の務め

莫迦なインタビュアーに対して、誠実に答えるよう(無言で)要求してる善意の視聴者のみなさん、呪われよ。

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都市伝説

テケテケだとか深夜の臨時放送とか、そんなことより現実でもっと怖いことが起きてるのにぃ!

     画面には
     某国での
     暴動鎮圧のニュース
     外ではまだ
     風が吹いている

     成功か
     失敗か
     歴史の行く末の
     答えは
     未来にしかない

国の号令に一斉に従う国民性って、なにも某国に限ったことじゃない。

     民主化が
     達成されると
     皆平等に
     幸福になれる
     という都市伝説

  
     

     

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多様性

確認事項!

    多様性とは
    世界はひとつに
    ならなくていい
    それぞれが異なっていて
    いいという発想

    世界はひとつに
    ならなくていい
    価値観や考え方は
    異なっていていい
    というむつかしさ

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描写

『芸術』を語れるほどの頭もなければ腕もない。時間を描写する手段を比較してみる。

     一瞬を切り取るのが
     写真
     時間を
     抱きしめるのが
     絵画

     シャッターは
     一瞬を切り裂く
     絵筆は
     時間を色で
     なぞるのだ

     自然には
     ありえない
     色で描く
     たとえば
     青い薔薇

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感動の嵐

あたりまえの事だけど、できそうでできない、できていそうでできていない。

     感動や涙を
     無視することは
     できないけれど
     溺れっぱなしじゃ
     なにもできない

     安い!
     安すぎる!
     なんという
     安易でお手軽な
     感動の嵐!

「感動したい」症候群!

 

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チューリップ

沿道に住民が苦労して育てたチューリップがなぎ倒されるというニュース。こころない何者かの犯行か。

     来年の為
     次に咲く
     花の為
     チューリップの
     首を折る

やってることはおなじだが、意味が違うか…

     死ぬ
     腐る
     朽ちる
     醜さの
     果ての果て  

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わたしはわたし

いつの間にか産み落とされた、このわたし。神様だか自然だか、なんだか知らないが、誰に責任があるのだろう。その為に誰が何の罪を負い、何を償うべきなのだろう。

     わたしはわたしと
     いってはみたものの
     いつまでたっても
     居心地の悪い
     据わりの悪いたましい

     たったひとりの
     確かなわたしは
     他人から見れば
     ありふれた
     その他大勢

  

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聖火

オリンピックが平和の祭典?! 笑止!

     オリンピックは
     世界平和の象徴だと
     自国旗を振り回す
     あまりものを考えない
     たくさんの人々

火だから消えるのよ。
どうせなら消えたり無くなったりしにくいものにしたら?
2トンくらいあるオブジェとか。んで聖火リレーじゃなくてトラック載せて往来を行軍すんの。軍事パレードじゃねえか!

     平和の象徴は
     火のように
     儚い消えやすいもの
     決して本気では
     望んでいない

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苦手なお絵かき

身近な人を描く。

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自動音声の悪趣味

中島義道先生ほどではないが、最近ほんとうに腹立たしくなってきた。

     一日
     何千回と繰り返す
     自動アナウンス
     「こちらは下り方面
      エスカレーターです」

     誰某かまわず
     何時如何なる時も
     やかましく
     絶叫し続ける
     自動音声

それを「必要」としている人たちがいる、という事実。

     ほんとうに
     必要としている
     ありがたく
     拝聴している
     誰かがいるのか!     

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顧客クレーム

お客様は神様です。

     あんたが責任者か?!
     どうしてくれるんだ!?
     ひとことも言い返せない
     顧客接点最前線という
     ありがたいお役目

     言いたい放題のお客
     したり顔の上司
     雨の中
     震えながら
     立ち尽くす部下

でも、わたしは異教徒。

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規範意識

殊、教育について云えば、あまりにも無自覚に、無責任に「正しさ」が主張されている。「正しい」「まちがいのない」教育の弊害。

     みんなが
     いいひとになりたがる
     いずれ誰かが
     嫌われ者の
     ババを引く

     誰もが
     よき理解者
     子供の味方
     嫌われたくないから
     叱ろうとはしない

やっぱり元凶は、親だけでなく、じいさんばあさんだな。

     自分たちの子育ては
     まちがっていなかったと
     勝手に思い込み
     無自覚なまま
     孫に接している

怖い人、厳しい人から直接・間接に教わることが、結構後になって利いてきたりするものなんだ。いいひとばかりに囲まれて、まちがいのない教えだけを手本として、果たして幸せといえるのか?! 

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音楽会

『題名のない音楽会』、4月から司会者はなんと佐渡裕! 数年前『真夏の第九』をみなとみらいホールに聴きに行った。昨秋はチョン・ミョンフン。たまたま双方ともベートーベンだったが指揮は対照的。どちらもすばらしい。

いちばん印象深い指揮者は(テレビで視ただけだけど)、ニューヨーク・フィルを振ったダニー・ケイ。ちょっと、この人は超えられない。

下手の横好き第2弾

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ホセ・ラミレスのつもり、でも表面板はどーみても松。

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ヘッドがやたらむずいテリー。

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自然の営み

「営み」と書くのも不遜だな。

自然は人間とは無関係に、勝手に「自然」にしてる。

     自然は
     繰り返さない
     毎回
     あらたに
     生まれ変わる
     

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贅沢に生きる

その人の地位とか立場、立ち位置によって、贅沢ということばの定義は異なる、あたりまえか!

     パンツと
     Tシャツを
     スーパーで
     特価で買った
     久々の贅沢

     今日は
     おまえのTシャツを
     借りたよ
     遠い昔の
     ステージ衣装

     オイル交換を
     待つあいだの
     騒々しい店内で
     ぼーっと過ごす
     贅沢なひととき
     

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馬年

やっと(ニール・ヤング&)クレイジーホースの『馬年』視た。

     それぞれが
     下手糞に
     楽器かき鳴らし
     最高の演奏を聴かせる
     クレイジーホース

     ギター持ってなかったら
     ただのおやじだ
     よれよれのTシャツに
     バミューダパンツ!
     ニール・ヤング

「おいおいもうちょっと、どうにかしろよ」って突っ込みたくなる場面もちらほら。それでも100分間、轟音を堪能した。そういえ ば妹は丙午だった。

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ギターに限らず、楽器を描くのはむずかしい!

それだけで芸術品だからね。

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なので後姿!にした(笑)。

これからはトレースしよっと。

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幸せになりたい症候群

みんな幸せになりたいんだって。「なぜ?」と問うてはいけないんだってさ。

     だまされたんじゃない
     だまされたかったんだ
     信じたかったんだ
     しあわせに
     なりたかったんだ

いまだに霊感商法だとかオレオレ詐欺だとか怪しい勧誘だとかにひっかかっる、たくさんの人がいることに驚く。

     自分以外の
     なにものかが
     幸福をもたらしてくれると
     期待する
     棚ぼた思考

Kurukku ギッパくん提供『鳩の交尾』ですと!    

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飼い猫の死

死に顔がほんとにきれいで、「おまえほんとに死んでるのか」と訊いた。

     あの世へ逝くもの
     この世に生まれるもの
     生きとし生けるもの
     いのちは
     拒めない

     ばあちゃんは
     もう飼わないよ
     つっぱねるけど
     いのちは
     拒めないよ

ここ数週間、近所のうちの飼い猫に逢いに行っていたらしい。向こうはお家の中、この子と窓越しにお話してたらしい。

  

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ファミリープラン

政府や企業が殊更「家族の絆」だの「会話」だのを口にする、そのことの嫌らしさ、腹立たしさ。

     理想を
     生きられなければ
     家族ではない
     綺麗に化粧した
     おかあさんの主張

それを真に受ける間抜けさ(↑)。     

     ほんのちょっと
     結びつきを
     確かめられれば
     それでよい
     家族の絆なんて

だれかに/なにかに云われて気づくことなんて、たいした事じゃないんだよ。もともとこころの奥底で感じていることこそを、信ずるべき、生きるべきなんだ。

     みんなそれぞれ
     好き勝手なことをして
     明け方やっと寝静まる
     まがりなりにも夫婦
     まがりなりにも家族

それでいいじゃん、政府の少子化対策クソ食らえ!!!

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別離

「もう二度と逢わないだろうな」という人たちとの別れ。

     ぼくらは死んで
     中心から離れてゆく
     もう決して
     交わらない
     離れてゆくばかり

     両親を女房を
     未来の子供まで
     食い尽くす
     欲望に無自覚な
     わたしは大食漢

   
     

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スケッチ

絵を描くということのむずかしさ。

     小雨の
     降り止む寸前の
     夕刻の群青色と
     瞬きを繰り返す
     充血した夕日

     こどもたちは
     そのちいさなな手で
     白い息を
     包み込む
     冬の朝

     起きてすぐ
     道路には
     積もっていないかと
     ジャロジーから覗く
     雪の朝

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本音の本音

歌を詠む。

    あたりまえのことを
    いつものことばで
    曲げず譲らず
    飾らずに
    そのままを詠む

    メモできる
    ことばは
    ほんとうの
    望みでは
    ない

    簡単に
    簡潔に
    あたりまえのことを
    あたりまえのように
    詠ってゆきたい

    つぎはぎだらけの
    ぼやけた世界像を
    またもや切り刻み
    醜悪に再生し直した
    ことばの連なり

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性交

まあ、こういうことだろう。

     今夜
     真夜中
     ふたりの
     匂いを
     混ぜ合わせる

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Soul of woman

ツェッペリンの訳詩を意図的に誤訳する馬鹿者ども! いずれ書く。

     天使にも
     お金にも
     羽根が生えてるって
     おんなは
     笑えるんだよな

     休日の
     おんな心と
     空模様
     洗濯物の
     乾き具合

     美しい
     あなたは
     棘のように
     細く鋭い
     指をしている

   

 

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