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2008年7月 6日 (日)

フェスティバル・エクスプレス

2ヶ月程前にレンタルして視たので、いまだに印象に残っていることのみメモ。

画質は心配したよりもかなり綺麗。ワイヤレスのない時代に、シールド引き摺りギター弾きながらステージ下へ降りるB・ガイ(フォークリフトで降りてく!)や、大急ぎでハケるシャ・ナ・ナ(移動時間が迫っているらしい!)等、各々のエピソードが愉しい。こんなドキュメントが、なんでいままで世に出なかったんだろ。

もともと髭面のザ・バンド(とゆうかR・ロバートソン)視たくて借りたんだけど、いまでも印象深いのは、やはりジャニス。ロック初期の、エキセントリックな女性カリスマというイメージの強い人だけど、酔っ払って、お喋りし、即興に興じるオフステージのリラックスした表情の彼女は、飾らない、まったく自然体の人。

その自然体の、ニコニコと無防備な笑顔のまま、マイクに一歩近づき歌い始める。なんだか風呂あがりのおばさんのような風貌なんだけど(ファンの方、失礼!)、このパフォーマンスが凄い! なんというか「日常」と地続きの才能というか、気取らない、肩の力を抜いた立ち居振る舞いが、そのまま極上の表現と化す。昨今のプロデュース過剰、演出過剰なロックスターとは一線を画す、この人の素のままの才能(のおおきさ)に唯々圧倒される。

その才能を素のままに開花させることのできたこの時代、30年も前である。この数ヵ月後、ジャニスは帰らぬ人となる。以降、時代もロックも、より混沌とした流れに巻き込まれてゆく。

     思うが侭に
     才能を発揮して
     散っていった人々
     果たして
     幸福であったか

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