まぼろし
ちょっと古いが、映画『まぼろし』を観た。
中年の夫婦。海に出かけたある日、夫が行方不明に。夫を失った悲しみを受け入れられず、現実逃避したまま過ごす妻。現実との齟齬を意識するにつれて、彼女なりに喪失を、残酷な世界を受け入れようとするもがく。受容と抵抗。ラスト、喪失感に感極まって泣き伏す彼女が、ふと顔をあげ見たまぼろし。
見たいもの
ほしいものしか
わたしには見えない
この世には
存在しない
女性の性(さが)を、静かな語り口で描いたフランス映画。
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