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2008年11月16日 (日)

サービス残業の実態

単に労基法絡みの問題だけじゃなくて、いろんな事情と課題を含んでいる。

     損益の責任を
     現場に押しつけてる限り
     サービス残業は
     なくならないし
     むしろ見えなくなる

     現業区に
     業績責任を負わせれば
     サービス残業は
     解消せず
     潜在化する

     成績が悪ければ
     上司にまた
     叱られるから
     今日の残業は
     なかったことにしよう

「残業つけてP/Lが悪くなれば、結局自分たちのせいにされちまう」、だから残業を隠す、本来計上されるべきコストが隠されてしまう…。当座の業績に影響を出さないための方便としても、正確なコスト把握ができないが故、正しい経営判断が下せないという、経営上深刻な問題を引き起こす。

だいたい、経営と現場マネジメントは根本的に異なるもののはず。

現場に求められるミッションは、経営陣に正確な業績を(正直に)報告するまでであって、それ以上を求められる筋合いはない。いやもちろん改善活動など現場でできる限りの努力はする。でもそれは、せいぜいが現場レベルの「効率化」「適正化」であって、その事業そのものに対する責任云々の話ではない。

経営とは、正確な業績分析の下に「経営」判断を下すこと。「業績が悪い!」と現場を叱りつけるのではなく、収支を正確に掴み「なぜ業績が悪いのか」を分析し「ならばどうするか」を判断する。その上で現場に的確な指示を出す。

あたりまえだけど、正確なインプットがなければ的確なアウトプットは望めない。その為にも、当面の業績が悪かろうが、否悪ければ悪いほど、より正確で詳細にまで踏み込んだコスト情報は欠かせない。

日本では、現場がミニ事業者と化し、馬鹿正直になんでもかんでも背負いこんでしまう。「業績悪いのは現場が悪いから」と、みんなが思い込んでいる。経営側も、業績結果に対しての良否判断、つまり「よくやった」「だめだこりゃ」と批評することイコール「経営」だと思い込んでいる。どちらも本来の役割機能を果たしていない。というか経営層と現業区の役割分担が正しくないのだ。

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