去年の暮れ、「CO2削減/環境配慮の為」とか御託並べて、教育テレビの放送時間を短縮した。受信料負担者からすれば「どういうこったいっ!!」と、怒りの声が出てもいいはず。
なんだけど誰も言わないみたいなので、わたしが一言。
自分たちの持つコンテンツが、放送に値しない、すくなくとも(地球温暖化に気休め程度の効果しか発揮しないであろう)放送時間短縮が選択できる程度の価値しかないと、本気で思っているなら、放送屋・ジャーナリストとしての資格ゼロ。そんな連中を雇っておく国営放送など必要ない。
NHKさんに恩義あるわたしから提言。
膨大にあるといわれる映像・音源コンテンツすべてを速やかに整理・リスト化し、大々的に一般公開すべし。視聴者が視たい・聴きたいコンテンツを徹底的にリサーチし、そこから得られた結果をもとに、再放送でもなんでも、とにかく放送するがよろし。
放送開始50年にもなるんだぜ、世代ごと、あるいはジャンルごとに、知りたいけど知られずに眠っている/公開に値するコンテンツが相当数埋もれている、いわば「宝の山」と、わたしは見る。
全資料の完全なアーカイブ化。そうした上で、視聴者個人レベルへの『オンデマンド』提供など、考えられることはいろいろあるじゃないか。そういうことに受信料を使うのなら、わたしは賛成。もしくはそういう情報提供を望む視聴者からは加算して徴収すればいいではないか。
たとえば我々の世代。洋楽がまだまだ趣味の世界として語られていた70年代。お茶の間で接することのできた、ほとんど唯一の映像コンテンツが、かの『ヤングミュージックショー』。D・ボウイの日本公演、武道館のチープ・トリック、パリのストーンズ公演…、ああ涎出る。こんなお宝映像が当時のフイルムのまま眠っているとしたら、そりゃ公務員として最悪の怠慢でっせ。
『ヤングミュージックショー』が教育に値するかって?! ばかやろう!これからの日本の産業の中心はコンテンツ・文化発信だって云われてるんだ。かつての映像文化・エンターテイメントをそのままを体験できる最良の教育資料ではないか。
そもそも「教育」「娯楽」とか、簡単に線引きできる時代では最早ないんだという認識。そういう発想の転換/認識の再検討が課題なのか。
P.S.ラジオだったらもっとあるぜ。
AM/第一放送で夜10時台に放送していた『若いこだま』。あの番組こそ、いまのNHKFM/音楽番組の原型にあたるもの。沢田研二が『勝手にしやがれ』でカムバックした当時、(たしか上田正樹がパーソナリティ?)はじめてオンエアしたとか、甲斐バンドのヒット、渋谷陽一、大貫憲章、伊藤政則といった、その後音楽評論家(死語)として名を馳せるパーソナリティをいち早く起用とかとか。あの一連の放送をオムニバス化して再放送しても、今の時代おもしろいかもしれない。
「NHKに恩義」とは、音楽、とくに洋楽に関して情報の乏しいあの時代に、最低限度の知識と情報を提供してくれた、その恩恵に浴した世代のひとりとして、という意味です。いろいろと厳しいこと云われてますけど、頑張ってくださいNHKさん。
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