« まともな狂気 | トップページ | 小松さん »

2020年9月12日 (土)

ロックンロール心中(Rock'n'roll Suicide)

もう、いろんなことに飽き飽きしてて。
しょうがないので、棚に手を伸ばして最初に手に触れたCDを聴こう……ったら『ジギー・スターダスト』。

クルマん中で聴いていて、ふと「あっ訳せそう」と思ってしまった……40年も聴いてきて今更「日本語訳」もないもんだが、ちょっとだけチャレンジ。

 

   ロックンロール心中
   (Rock'n' roll Suicide意訳)

   タバコばかり喫って
   時間を潰す
   きみは虚ろ 指から指 そして口元へ
   残響は 余韻となって やがて忘れ去られ
   きみはロックンロールと心中するつもり

   負け犬と呼ばれるにも すでに昔の面影はなく
   勝ち馬に乗るほどの値打ちもない
   それでも壁に掛かった時計は きみの歌を待っている
   カフェを通り過ぎ
   飢えも感じないくらい 年老いてしまったよう

   きみはロックンロールと心中したつもり

   シボレーのブレーキ音で 我に返り
   ふらふらと躓きながら通りを渡る
   朝になって 家路を急ぐきみ

   陽の光に晒されなくていい
   牛乳配達屋に心煩わされなくてもいい
   どれもこれも いつもの繰り返し
   終わりなき日常

   ああ きみ
   きみは ひとりぼっちじゃない
   自分のことばかり気にしてるけど
   それはよくない
   頭の中がこんがらがっているんだろうけど
   ぼくだけが きみを気にかけていられたら

   きみが どこの誰で 何をしていたとしても
   無数の刃物が きみの頭の中を切り刻もうとしていても
   ぼくは きみと 痛みを分かち合おう

   手を差し出して
   きみは美しい
   ぼくと向き合おう
   ぼくのほうへ 手を伸ばして
   きみは美しい
   きみの手を

 

   ※デビッド・ボウイ『ロックンロールの自殺者』より

 

【御礼】

 この翻訳(意訳)作業にあたり、たくさんの方の著作・作品を参照・参考させていただきました。とくに

 (故)岩谷宏さん

        宮台真司さん

 お二方の著作その他からは、いつもインスピレーションを頂戴し、ほとんどすべてを生きていく為の糧としております。今回はその「おことば」まで拝借いたしました。なにからなにまで、ありがとうございました。

   

※人気投票(苦笑)にご協力ください、

  

  よろしければクリックを↓

  

    にほんブログ村 ポエムブログ 短詩・五行歌へ
    にほんブログ村

 

|

« まともな狂気 | トップページ | 小松さん »

更新しました!」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« まともな狂気 | トップページ | 小松さん »