ハイク
『まんが紀行 奥の細道(青山出版社)』『風天 渥美清のうた(青空出版)』を読む。刺激を受けて久し振りに詠む。
春が来て 春が来て また 何周忌
何年経ったのか、いつまで経っても忘れられない我が子。
……翌日。うーん、なんか違う。
春が来て また春が来て 何回忌
……これも違うんだなあ。
春が行き 春が来て また 何回忌
……うーん、しっくりこない。俳句、苦手。
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『まんが紀行 奥の細道(青山出版社)』『風天 渥美清のうた(青空出版)』を読む。刺激を受けて久し振りに詠む。
春が来て 春が来て また 何周忌
何年経ったのか、いつまで経っても忘れられない我が子。
……翌日。うーん、なんか違う。
春が来て また春が来て 何回忌
……これも違うんだなあ。
春が行き 春が来て また 何回忌
……うーん、しっくりこない。俳句、苦手。
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大丈夫、きみは全然変じゃない。
恐ろしくて
不安で
夜も眠れない
大丈夫
きみはひとりじゃない
欲しいものは、決して手に入らないもの。
恋人がいても
お金が有り余っていても
飽き足らない
欲しいものは
決して手に入らないもの
こんなはずではなかった?
この世界に
取り残された
孤独なほくは
知っている
ひとりではないことを
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「見た目が9割」とか「100パーセント」とか。でも「(生まれつき不細工だから)世の中は不公平」とか、そーゆー話ではないよね。
利口そうに
着飾っても
その立ち居振る舞いが
露にする
人の本性
どんなに
着飾っても
偽っても
本性は露わになる
人は見た目
そのあたりは楳図かずお先生のお得意とするところ。
変身しても
脳みそ入れ替えても
本性は露わになる
魂とか運命とか
言い換えてもいい
とはいえ、おしゃれするのは悪いことじゃない。
殿方にも
勝負パンツがあるらしい
色柄なのか
デザインなのか
脱がぬのか
殿方にも
勝負パンツとやら
あるそうな
色柄なるや
脱がぬやら
えっ穿いたままなのっ?!(赤面)
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ずいぶん長いこと、あらゆる物事について、知らないままで、よくここまで来れたなあ、と呆れる。
システムを
乗りこなしているつもりが
ただ単に
乗っかっていただけ
乗ってるつもり
他人の話を
聞いていない
訊かないから
知らないまま
ものぐさ太郎
いやマジで、関係各位、私の勉強不足故、ご迷惑おかけしました。としながらも、どこかで「そうか、そういうことか」と一人合点している自分がいる。
できることは
まだまだあるぜ
この世界に
知らなくていいことなど
ない
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今は昔、20年くらい、いやもっと前か、単純作業に飽きたり、めんどくさい上司の相手に疲れた時、職場を抜け出して、決まって向かう場所があった。
運河に面した倉庫の外階段。最上階に上がる。今がちょうどよい季節で、晴れた日には遠く富士山を中央に、下手に空港、上手には立ち並ぶ町工場や倉庫が低く並ぶ下町大パノラマ(笑)。西にすこしだけ傾いた太陽とちょっとだけ冷たい風を感じながら、酸欠ぎみの頭でぼーっと眺めていた。
ときどき、おなじような症状(笑)の同僚が昇ってきたりして、サボってる手前、気まずい思いを一言二言で紛らわしながら、あっちは喫煙者、こっちは嫌煙家で、互いにパーソナルスペース保ちながら、お隣さん同士ってのも悪くなかった。
さらに昔、二十代の頃。そういえば女の子とデートしながらも、そんな「真空地帯」を無意識のうちに探しながら歩いていたかも。
若いふたり、門限や終電を気にしながら、灯の消えたショーウィンドウの陰やシャッターの閉まった商業施設のエントランスに隠れて、キスを貪った。酔っぱらいの冷やかしに意地になって無視してイチャついてたら、警備員にドヤしつけられたりして…思い出深い(笑)。
そう。昔は街にも、そんな真空地帯が存在して、そうしたエリアを選んでは徘徊していたようなもんだ。
いろんな引力から一時解放されて、かといって辛うじて地に足をつけたまま、重力だけを気にしていればいい時空間。息苦しくなると都合よく現れるエアポケット。宮台真司氏のいう「屋上」に近いかも。
まともに生きようとすればするほど、逃げられなくなる。だから一時的にも逃げ場が、日常生活におけるアジールが必要になる。一休さんなら「ひと休みひと休み」、双六なら「一回休み」だ。
いま、生産性だ効率化だと高飛車なことばに塗り潰されて、街からはそうした真空地帯は消滅した。街は死んでしまい、機械仕掛けの張りぼてだけが、几帳面に、わき目もふらず、ただ無意味に振動してるだけのよう。
この先人間は、そうした真空地帯なしに、生を営めるのだろうか。
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久し振りに「歌」を書いた。ぎっぱくんが笑った。つられて笑う。
あしたから
またおなじ
一日が始まる
やり続けるために
きちんと終わらせるために
聞こえない声を聴く
見えない絵を描く
意味を失った事実
真実に理由などない
幽霊として生きる
信じるものを何も持たずに、朽ち果てる。
つまづいて
つんのめって
こんがらがって
何度でも
何度ともなく
あしたの朝
ここを去るけれど
あなたを忘れない
あなたを忘れずに
わたしは生きてゆく
また明日書こう。
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雨が降り続き、畑道はぬかるんでいて、足を取られ、つまずきそうになりながら、辿り着く苗のもと。
遠くで雷が鳴ってる
雨の日に
眠るのはひとり
灯りのついたまま
雨音は聞こえなくなる
眠る前に
ページを捲る
いつまでも
読み終えない本
雨の音
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女房が「見て見てっ、今日本屋でみつけたの!」一冊のムック本。
http://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/15328.html
すごいっ、自社の商品のレシピ本まで造ってしまうのか。女房はこの会社のクッキーが好きで、ネットでレシピを探してチャレンジしてみたりするが、しかもネットには、似たようなレシピがいっぱいあるのね、いくらでもみつかる。
マニュアルや
レシピは、
たくさん揃ってる
だけど
おなじじゃない
「どうやればいいか、やり方さえ知っていればなんとかなる」という、あらかじめ「自分にもできる」という思い込みが蔓延している。おなじ道具でおなじ材料でおなじやり方さえすれば、「わたしにもできる」という。「玄人と素人を分けるのは知識の差だ」という、玄人に対する敬意を欠いたスタンス。でもやってみてわかる、「なんかちがう」。
マニュアルや
レシピ通りに
まちがいなくやれる
でもいつまでも
不安なままだ
あたりまえだ。マニュアルやレシピとして表されるだけの「中身」があるからこそ、マニュアルにもレシピにもなり、だからこそ商品として、サービスとして社会に提供できるのだ。
知識に集約できない、知識もひとつの要素として築きあげた「力」というものが、確かにある。
マニュアルや
レシピでは
生きる上での
不安は
解消しない
知識では
不安は解消しない
知識だけでは
幸福に
生きられない
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先週金曜夜、行ってきた「バベルの塔展」。事情あって駆け足。とにかくボスの二作品だけ、この目で確かめたかった。
で、作品を目の前に、呆然と佇み涙に暮れる……とかそゆことまるでなし。
ボスの作品は、そうした感傷的な捉え方を拒否してるところがあって、
リアルを追求するでなく、感情に訴えるでなく、実に「絵画は絵画」として淡々とつるんとした印象。
それでいて描かれてるのは聖書の一場面であったり、悲惨な地獄絵だったり、ドラマチックこの上ない、そのギャップが楽しい。
云ってみれば、人間の視点でなく、神による俯瞰図。ただその「神」もボスの創造する神には違いないんだけど。
「世界なんか、人間なんか大したことねえよなあ」と ひとり嗤いながらせっせと描きつづけてる、そんな姿を想像する。
https://www.youtube.com/watch?v=9Bqfj4Ttue8
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今日は女房の手術の日、気もそぞろ。でもレパートリーを増やすのに新曲の楽譜を読みこまなくちゃならない。
女房の
手術の終わるのを
待ちながら
読み間違える
新しい楽譜
外は雨
降ったり止んだり
濡れた傘引き摺って
病院の床に
跡を残す
女房の
手術の終わるのを
しかめっ面しく
病室の窓ガラスに
向かい合っている
眉間にしわ寄せて、むずかしい顔して。
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