宗教・哲学なんやかや

アヘン

かのカール・マルクスのことば、とか。

     宗教はアヘン
     一時的に
     痛みを和らげる
     それを必要とする
     人もいる

「アヘン=麻薬=悪」という等式から、「だから(宗教は)ダメ」と判断を下してしまいがちなんだけど、それは今(現代)の価値観・ものの見方であって、その時代・当時においては異なった意味を有していたのかもしれない。

     必要な人には
     必要なものを
     適量・的確に
     満ち足りた人は
     品位と謙虚さを

とにかく「早いもの勝ち」「獲ったもの勝ち」の恥知らずが横行する現代には辟易だ。ならば神を畏れ、足るを知っていた過去(それがほんとうに在ったとしたら)のほうがどれだけましか。

     ひとりぼっちで
     歌っている
     ときどき何か
     メモしてる
     ひとりで満ち足りた人

     雨はやんだけど
     風は相変わらず
     空襲は止んだけど
     戦闘は相変わらず
     止むことのない痛み

  

   

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幸福とは

なにが幸福、とはいえない苦しさ。

     これが幸福
     そう言い切れた
     過去が
     ほんとうに
     あっただろうか

     あなたが幸福で
     あってほしいと
     ただ願う
     幸福について
     いえることはそれだけだ

幸福を求め続けているはずだけど、それが何か、どういうことなのか、はっきりとはわからない。

     ほんとうに
     美しい人と
     めぐり合いたいと
     わたしたちは
     願っているのか

     神様は
     わたしたちに
     何かをお与えくださった
     その何かが
     わたしたちにはわからない 
 

   
     

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わたしにできないこと

海外支援の現実。

     あるキリ○ト教系のNPOは
     仏教徒の多い部族の
     支援に消極的なんだとさ
     世界平和なんて
     実現しねえよ

「消極的」なんてもんじゃなく、拒否してるんだとさ。汝の敵を愛せよ莫迦めら!!

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ISOLATION

自分自身であろうとすると…

     何者かに
     なろうとすると
     自分自身で
     いられなくなる
     この矛盾

     これは
     確かに
     ゆるぎなく     
     わたしです
     といえるか

     これはわたしです
     と
     自分の死体を
     指差していう
     落語みたいに

     

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裏庭

裏庭に放ってあった木切れやレンガを片付けた。腰が痛てえ。きれいにはなった。積もっていた砂埃や枯れ葉や巣食っていた日陰の虫たちはどこへいくのだろう。

     わたしの
     足跡の下に
     わたしのではない
     もっともっと古い
     足跡がある

無意識の層の記憶の堆積。砂埃や枯れ葉やそこで生きていた虫や微生物。

     暗い
     じめじめした
     地下室に
     思い出のアルバムは
     しまってある

     

     

     

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恐怖心

恐怖を克服することが目的ではない。

     恐怖に
     打ち勝って
     新たな恐怖に
     備える
     バランスの問題

     今現在の
     恐怖を克服して
     新たな恐怖に
     立ち向かう
     立ち向かい続ける

     克服できない
     恐怖こそは
     想像の産物
     侮れない
     理性の働き

これって自殺の問題にも波及する。

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わたしはわたし

いつの間にか産み落とされた、このわたし。神様だか自然だか、なんだか知らないが、誰に責任があるのだろう。その為に誰が何の罪を負い、何を償うべきなのだろう。

     わたしはわたしと
     いってはみたものの
     いつまでたっても
     居心地の悪い
     据わりの悪いたましい

     たったひとりの
     確かなわたしは
     他人から見れば
     ありふれた
     その他大勢

  

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神様へのインタビュー

いつの時代もインタビューしたい対象№1でしょ。

     神自ら
     物置小屋から
     引き摺ってきた
     パイプ椅子で
     設えた玉座

     神様
     あなたに対し
     たくさん
     ほんとうにたくさん
     訊きたいことがある

     神が
     この世に
     在すなら
     何故にこの地は
     こうも貧しいか

     残酷で
     愚かで
     弱く
     嘘つきなのは
     他人ではなく

     人だけが
     残忍に
     産まれついている
     わけではない
     そもそもは神が

     神父と
     牧師は
     きちんと
     答えを
     用意している

     正直すぎる
     神の遣いは
     調子に乗って
     口を滑らせ
     舌を噛み切る     

     潔白な
     人など
     いない
     聖者など
     必要ない

     今現在
     われわれは
     神の名において
     癒されても
     赦されてもいない

     神を
     信奉するのでなく
     問いかけ
     悩み続ける者を
     わたしは信じる

     神に
     疎まれ
     見捨てられた者こそ
     神を
     超え得る者になる

さて、どっちがインタビューアー?!

     

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善と悪

たとえば『ゴッド・アーミー(!)』とか『コンスタンティン(笑)』とかの如く、映画のように白黒ハッキリした、絶対的な基準なんかない、ないんだ。

     右と左の
     それぞれの瞳に
     善と悪とに
     効き目の異なる
     目薬を注す

     最大限の
     愛は
     無自覚な
     憎悪を
     産み落とす

いや、まあ何事もわかりやすいほうがいいんだけどね。でもそうじゃないところが、この世界(の良さ)なんだ、きっと。

  

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知識

重要なのは、知っていることの過多ではない。

     知識って
     それだけで
     脂肪と
     重みに
     変わり得る

     混乱している
     その自覚を
     いつでも
     意識して
     いられるか

     この世の秘密を
     握っていると
     嘯くわたしを
     世間は
     せせら笑っている

  

   

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不可知論

昔からの、ありふれたペテン、もっともらしい物謂いには気をつけましょう。

     完全とか
     絶対とか
     その意味を
     深く考えない人が
     よく使うことば

「科学的」なんてことばも危ねーな。

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不明

「わかる」という事の途方もなさ。

     行き先を
     訊ねられて
     どこへ行きたいのか
     自分でも
     わかっていない

     不可能なことって
     悪いことなの
     なんでもできることが
     唯一の
     正しい答えなの

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食べるということ

なにを食べるにしても、なにかを犠牲にせざるを得ないということ。

     いのちを
     貰って
     生き永らえる
     そのことの
     奥の深さ

     食べる
     飲む
     息をする
     いのちを
     いただいている

     いのちを
     思うとき
     軽々しく
     感謝
     できない

否定的に考えれば

     わたしたちは
     生きるため
     たくさんの
     いのちを
     殺している

     たくさんの
     いのちは
     わたしたちが
     生きるため
     生まれ死ぬ

原罪という概念の根本は、ここにあるべき。

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人間

こうもいえる。

     光を
     灯すことは
     できても
     暗闇を創り出せる
     人はいない

あるいはこうとも。

     光は
     灯せるが
     闇は
     創り出せない
     人間

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オーラ、オラ!

「スピリチュアル・ブーム」っていうんだって。「オーラが見える」とか「守護霊が」とかで「癒しを得る」っていうこの流行。

     オーラだとか霊が見えること自体が
     問題じゃない
     見えたことを真理だと
     主張することが
     問題の本質

いいじゃん見えたって。世の中にはオーラどころか、UFO見た、幽霊見た、ネッシーがいた、宇宙人に遭った、マリア様が降りてきた、……なんて主張する人はいーっぱいいるんだから。

オーラだとか霊とかに限って云えば、当然見えない人だっているんだから、そうなると「見える/見た」という事実について、検証可能性がない訳じゃん。客観性・普遍性が担保できないんだから、「ある/ない」で云えば、「ない」「ない」もしくは「不可知」と判断すべき。
「いや特殊な能力をもっていなければ見えない」というのならば、「ああそうですか」としか応えようがない。後は(ここからが重要)「見えると主張する人」を信用するかしないかの話でしかない。

それは、神を、守護霊を、オーラ云々を信じること自体と、重ならないとは言わないまでも微妙に異なるんだよ。実際なぜ信じるの?と問うと、必ず「優しそうだから」「誠実そうだから」「嘘ついてるようにみえない」とか、主張する人の人柄への言及がほとんどじゃん、なかには「有名だから」とか(あっはっは/大笑い)。神とかその世界観自体を理解して受け入れているんじゃないんだな。

彼らの物謂いで一番気に入らねーのは、今の社会に通底する価値観の域を外れたことは絶対主張しないこと! オーラだ悪霊だとか「物質界とは異質な」「霊の世界に不可能はない」とか偉そうに云いながら、結局最後は「周囲に優しく」とか「両親を先祖を大切に」とか、通俗的な道徳観から外れたことは一切云わない、なんじゃこりゃ!、である。二昔前の道徳教育かいッ!だからこそ受け入れられるんだろうけど。

まっ、通俗的な道徳観の枠内でといえば、五行歌の大半も……あわわ、いまのNG!!

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基督教批判

信者の方はお読みいただかなくて結構です。

     基督教が
     血なまぐさいのは
     イエスを
     きちんと
     埋葬しないからだ

     彼を
     十字架から
     解き放ち
     大地に
     横たえよう

神の子が犠牲になってくれたから、俺たちは赦されたとする、野蛮な思想。

     それぞれに
     神を
     信じているもの同士で
     なぜ
     殺しあうか

馬鹿である。  

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運命

隣のお嬢さんが、また御両親とケンカしてる(ようだ)。声が聴こえる。さっきからクルマのリアウインドウが開けっ放しなんだけど、声かけてあげることもできない。雨が降り出してきた。 

     こうありたいと
     望んで生まれた訳ではない
     だからこそ
     受け入れなければならない
     運命もある

ああ~また「運命」なんてことば使ってるよ。誤解の元だなあー。
逆説的ではあるが、いずれにしろそれこそが運命だよ、お嬢さん。

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嫌悪

嫌いということばの対義語は「わからない」ということば。

     あなたは
     わたしを
     わたしは
     あなたを
     たがいに嫌い

     わたしたちに
     許された
     互いに対する
     僅かながらの
     優位性

     神様は
     ぼくがお嫌い
     ぼくは
     神様が嫌い
     お互い様

     

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民主主義なんて!

民主主義だって!

     人権とか
     平等とかに
     無理やり翻訳したがる
     民主主義の
     不自由さ

そう信じたいなら信じればいい。でも「信念」であるかぎり、それはイデオロギーに過ぎない。人類が辿り着ける最後の大正解ではないよ!!

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自分の頭に、胸に、心に、ぽっかり開いた穴。

     わたしの
     真っ芯に
     穿たれた
     底なしの
     闇の穴

     絶望の
     深淵を
     掘り下げる
     その底に
     何があるかを

     青に
     青を
     塗り重ね
     闇に
     近づける

あっ最後のは「穴」じゃなかった(笑)。
   
 

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アポリア

「さあ前へ進もう」とポジティブになるたびに、ぶち当たる壁。

     未だ
     この問題の
     答えもみつからないうちに
     いつも急かされる
     「次の問いに答えよ」

     もうぼくらには
     簡単に解けるような
     問題は残されていないんだね
     それが
     生きるということなのかな

     もはや
     脱ぎ捨てて
     剥ぎ取って
     核の部分で
     立ち向かうほかない

そう、形振り構わずに、闘い続けるしかないんだ。

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神と悪魔

この二元論(笑)!

     神も
     悪魔も
     いらない
     わたし
     ひとりでよい

     喜捨の
     上前を
     はねる
     元締めとしての
     神の存在

     悪魔の弁明と
     罪人の釈明こそが
     詩なのだ
     神のプロパガンダに
     利用するな

神を憎んでいるのか/悪魔になりきろうとしてるのか。

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宇宙

宇宙は遠すぎる。

     流れ星が
     ほんの一瞬
     永遠には
     程遠い
     願い

宇宙は広すぎる。

     光で
     埋め尽くせないほど
     闇は
     広く
     深い 

宇宙は暗すぎる。

     宇宙は
     明け方に
     積もった
     漆黒に輝く
     黒い雪

いつかそこへと還ってゆくのだろうか。

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教条主義/原理主義者

本当に恐ろしいのは、神を信じきって、人間を信じない人たちだよ。

     世界が
     壊れるのを
     恐れる人々
     待ち望む
     人々

そういう人たちは、自分たちの神さへ無事ならば、人を殺しても構わないんだ。
最悪のモデルがこれ。

     イスラエルと
     パレスチナ
     一番の
     宗教的な鍵は
     キリスト教だ

     アラーと
     ヤハウェは争い
     漁夫の利を
     キリストが
     狙っている

この歌は「載せるな」と云われたけどね、知ったことか。
     

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悟り

そもそも「悟る」ということがどういうことなのかわからない。わからないもんだから、今までもこの先ももだえ苦しみながら生きてくしかないんだろうなと半ば覚悟してる…ってこういうことも「悟り」っていうんだろか。

     悟った
     と大声で
     主張する
     大した
     悟り

わたしの歌は断定的なので勘違いされるのかもね(断定的な言い切りで終わることが多い)。でもね、違うんだよ、以前どこかで書いた。「わたしのうたは/すべて問いである」と。
だからね、これからはわたしの歌に限って6行目に「…って思うんだけど、いかがですか?」って付け加えて読んでいただこうかと。それじゃ『6行歌』じゃないかって? いや『五行歌+α』。なんだか仮面ライダーシリーズみたいだな、『仮面ライダー/菩提』とか、いないかそんなの。

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わたし

わたし=生きている限り続くテーマ。

     ぼくは
     自分の詠む歌を
     理解しながら
     承知しながら
     書いてはいない

     きみに
     見破られて
     しかたない
     正直で
     ありたい

     いろんなものを
     失ったけど
     未だ
     わたしは
     生きている

 わたしについては、いくらでも詠める/書ける。だって只今生中継中だもの。

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いのちふたたび(演歌かよ/笑)

このくらいにしか考えられないんですよ、いのちってものについては…まだまだだな(笑)

     たくさんの
     いのちの
     集積が
     わたしの
     このからだ

     わたしの肉に
     骨に
     たくさんの
     いのちが
     吹き込まれている

     わたしは
     感謝し尽くせないほど
     たくさんの
     いのちの恩恵に
     与っている
     

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またしても希望

どんなときにも希望を捨てるな、というオプティミズムが、事態を更に悪化させるという矛盾にそろそろ気づけ。

     無からは
     なにも
     生み出せない
     この世に無など
     ない

     予言は
     字句どおり
     実現しない
     より悲惨な
     現実がある

     悩まない人を
     迷わない人を
     信じるな
     それでも
     生きるんだ

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タブー三度

また神です。わたし好きなんですよファンなんです、神の。

     神は
     世襲する
     権力者は
     それを
     見習う

     今現在
     われわれは
     神の名において
     癒されても
     赦されてもいない

     なにを
     いまさら
     神様に
     できることなど
     ない

罰当たるな。 

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しんじつ

真実という名前の女性を知っている。

     誰某は
     間違っているとは
     誰もが言えるが
     誰こそは正しいと
     誰にも言えない

     真実は
     万人向けに
     口当たりよく
     加工するには
     コスト高

     冷酷な人は
     決して
     他人を傷つけない
     他人に
     近づかない

もちろん「しんじつ」とは読まない。

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タブーその2

口に出して云ってはいけない。

     殴り殺したい相手は
     自らの手で
     殺したい
     正義など
     いらない

     年寄りに
     問いただす
     子
     いつ死ぬの
     なぜ死なないの

     昔
     イヴが
     誘った
     暗い
     繁み

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タブーその1

宗教あるいは神については詠い尽くせない…でも詠っちゃうんだこれが。

     たぶん
     真理は
     ひとつではなく
     神は
     ひとりではない

     殺すため
     盗むため
     犯すため
     神を
     必要とした

     神と
     悪魔は
     同一人物
     もしくは
     ダブルキャスト

 

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