大人の愛の五行歌

Tシャツ

これからの季節の定番。ただし冷房に弱いので、必ずといっていいほど、シャツを羽織る。

     Tシャツのまま
     クルマに乗り込み
     ガソリンスタンドへ
     給油口におずおずと
     ノズルを挿入

ラフな格好でモテてたのは、いまや昔。腹こそ出ていないものの歳相応に似合わなくなってくる。

    Stu      

これでもSTUSSYなんだよ。近所の古着屋で購入。

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おとこの痛み/おんなの痛み

痛みに対する感覚の差異、それに対する態度のちがい。

     おとこは耐え切れず
     逃げ去ろうとする
     おんなは
     耐え切れず
     復讐を果たす

いや、なに、すべてのおんながこうだという訳じゃないよ、うん、きっと、たぶん。

     おとこは
     痛みを怖れる
     おんなは
     痛みの意味を
     知り尽くす

あわわ、自分で書いてて怖ええよ。

P.S.関係ないけど、昨日観た映画『スウィーニー・トッド』もある意味「痛い」映画だったな。T・バートンやりたい放題。

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恋の歌Ⅲ

わたしという存在は、根っから「男は男らしく」「男の中の男」…みたいな旧式の価値観のアンチテーゼらしい。

     泣いたり
     笑ったり
     胸が痛くなる
     ぼーっと熱くなる
     恋の病

     咬んでほしい
     含んでほしい
     抱いて
     あやして
     眠らせてほしい

「そうしてほしい」という面と「そうしてあげたい」という半面を持っているけど、どちらもどちらかというと女性的。「征服したい」「服従させたい」という思いがない、というか萎えてる。

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恋の歌Ⅱ

これが時と場合によっちゃ、『不倫』とか『大人の恋(笑)』なんて浮かれてる場合じゃないっすよ。

     恋という
     毒を呷る
     喉の奥に
     突き刺さる
     痛みと刺激

     左胸を
     抉るように
     襲いかかり
     突き刺さる     
     恋の鉤爪    

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恋の歌

ある程度歳をとると、これほど厄介なものはないのかもしれない。

     恋をするとは
     好んで夜を
     待ち望むようなこと
     健康的
     とはいえないかもしれない

恋愛至上主義って、さっぱり馴染めない。肯定的なケースばかりじゃないんじゃない?欲が絡むことだけに。肉欲、所有欲、自己愛、…ふーっ手に負えん。

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So Lonely

知らない振りをして、聞こえなかった振りをして、誰もがしていること。

     思い通りに
     ならなかったと
     クローゼットに
     閉じこもって
     自慰に耽ってる

セックスが煩わしいと思うときもあるでしょ?!
     

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性交

まあ、こういうことだろう。

     今夜
     真夜中
     ふたりの
     匂いを
     混ぜ合わせる

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Soul of woman

ツェッペリンの訳詩を意図的に誤訳する馬鹿者ども! いずれ書く。

     天使にも
     お金にも
     羽根が生えてるって
     おんなは
     笑えるんだよな

     休日の
     おんな心と
     空模様
     洗濯物の
     乾き具合

     美しい
     あなたは
     棘のように
     細く鋭い
     指をしている

   

 

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匂い

普段気にならないんだけど、シチュエーションによっては物凄く効き目のある代物。

     殺して呑んだ
     強い酒
     後になるほど
     効いてくる
     おんなの匂い

そういうこともある。

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両刃の剣

敢えて対に置いてみます。

     なぜ
     そんなに簡単に
     他人を愛し
     許しあえると
     信じられるのか

     なぜ
     そんなに頑なに
     憎みあい
     いがみあい
     信じあえないのか

  

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オス

セックスだけは「語り得る」対象となるはずなんだけど…

     美しい
     あなたに出会うまで
     わたしは
     わたしがオスだと
     忘れていた

     ぼくの
     ティースプーンで
     きみのカップを
     かき混ぜる
     無作法ではあるけれど

     きみを今
     連れ去れたら
     ふたりとも二度と
     泣くことはないだろ
     他の人はともかく

 

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CELEBRITY F○CKFEST

ちょっと人に云えないような動画を視た。

     いろいろ
     経験したけれど
     いままでで
     いまのきみが
     いちばんエッチだよ

これが口説き文句になりえるのかね、未だに?

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エロス的表現

エロスを描くことに、多くの女性が失敗しているのは御承知の通り。セックスを描こうとすればするほどセックスから逃れられなくなり、セックスなんてどうでもいいとする女性にとって、エロスなんてどうでもいいこと。

     あなたに
     注ぐ
     わたしの血は
     真白で
     熱い

エロスとは感覚の質である。感覚そのものではない。

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いつかのふたり

とても思い出になんか浸れない、いつかのふたり。

     何年も前
     わたしたちが
     歩いた道を
     電車から
     見おろした

     あなたと
     いっしょにいると
     いつもなにか
     甘いもの
     食べたい気分

     映画観て
     お茶飲んで
     おしゃべりして
     散歩して
     帰った

     あなたは
     たったいま
     死んだように
     安らかに
     眠る

     今夜
     あの夜道を
     精霊となって
     ふたり
     漂うだろう

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エロスⅡ

際どいことばを羅列してもエロスとはいえない。

     あなたの
     素足
     わたしの
     下腹の
     昂ぶり

     あなたは
     頬に
     花粉を塗し
     くちびるに
     毒を塗る

     欲しいだけ
     傷つけてやる
     見返りに
     俺を癒せ
     しゃぶれ

     とろとろと
     煮込んで
     そのうえ
     噛み砕いて
     口移し

セックスとかお○んことか叫んでもポルノにすらならない。

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彼女たち

昔、彼女たちがニューハーフと呼ばれていた頃、わたしがまだ音楽に夢中だった頃。

     彼女たちが
     美しくなれるのは
     女であろうと
     理想を体現しようと
     努力してるから

彼女たちのいでたちがどうとか、振る舞いがどうとか、そんなこと取っ払って、素直によくみてごらん。彼女たちは理想を真剣に生きている。その姿は美しい、すくなくともわたしたちよりは。

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偏見。

     内面の美なんか
     吹き飛ばしちゃうくらいに
     奇跡のように
     美しい
     人もいるんだ

     美しさを
     競うのは
     醜さを
     詰りあうより
     多少はまし

     やはり
     美人と
     美声には
     すぐ
     反応してしまう

だから、偏見だって!

  

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おとこ

この、どうしようもない存在。

     未来を孕む
     おんな
     未来を担う
     こども
     ダメなおとこ

     孕むものとして
     おんな同士で
     共倒れか
     共存か
     決めるべきだ

     おとこは
     分断し
     破壊し尽くして
     呆然とするしか
     能がない

     おんな
     こどもを
     殺し終えて
     途方に暮れる
     おとこたち

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エロス

エロスっていうのは、こういうことをいうんだよ(笑)。

     わたしの
     尖った舌先で
     あなたの
     火照った頬を
     貫く

     くちびるで
     なぞる
     くちびる
     あなたの熱く
     火照った頬

     鉛筆の
     太い芯で
     あなたの
     くちびるを
     なぞってあげる

     あなたの
     傷ついた
     くちびるを
     舌先で
     なぞってあげましょう

まだまだ序の口。

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彼女に対しては、感謝以外ない。

     リビングに
     女房と
     飼い猫と
     寝転がって
     ほかに何もしない

     女房はめずらしく
     ポークを注文
     久し振りに
     ふたりで
     カレーを食う

     妻が
     ほんのちょっと
     可愛らしくみえた
     すこし
     ほっとする

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恋愛経験

経験として積み上げられないものもある。

     あなたといて
     わたしは
     いつも
     笑顔だ
     いけない

     わたしたちは
     いつも
     ふたりでいた
     それが
     いけなかった

     あなたが
     女で
     よかった
     わたしが
     どっちでも

「経験した」という思い出としてしか残らない。     

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もっと深く恋愛経験

だれもが陥るとはかぎらない、深い深い穴。

     思い出のまま
     取っておきたい
     そんな
     恋など
     あるか

     いま
     きみなしで
     生きていける
     それがわかったときの
     喪失感

     最愛の人を
     殺したくなる
     その気持ちはよくわかる
     いないほうが
     よかった

わたしかあなた、どちらかが。
 

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愛の教え(うひひ)

数少ない恋愛経験において(またかよ)、自分の醜さを、これでもかってくらいに見せつけられました、毎回毎回。

     あなたと会えば
     白も黒も
     醜い思いも
     もうどうでも
     よくなってしまう

     愛されたいと
     強く願うほど
     だからこそ
     深く酷く
     他人を憎む

     記憶喪失に
     自ら罹って
     きみの声を
     姿を
     追い出そう

お陰で歌が書けました、なんというコスト効果…。

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愛の教え(わはは)

数少ない(?)恋愛経験にも拘らず、図らずも実にたくさんの教訓を得た。残念ながらそれらを活かすチャンスに恵まれないでいる(笑)。

     あなたの傘に
     相合傘
     ふたりして
     すこしずつ
     濡れる

     そのくちびるの
     美しすぎる
     あなたという
     夢
     悪夢

     奪えるだけ
     奪う
     すべて
     ほしい
     なにもかも

恋愛も、そのときそのとき一度限りの具体的な生、過去に得た教訓や知識など役に立つわけがない、あたりまえだけど。
 

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性愛/R指定

とはいうものの、すこしもスケベではありません。

     肉体の
     交じり合う
     その一点を
     容易には
     超えられない

     あなたが
     どこかで
     生きている
     それだけが
     苦しい

     キミを
     トーストに
     塗りたくって
     毎朝
     食べたい

お粗末様でした。

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愛(アイロニー)

何度でも云う、「愛」ということばは使うな。

     あなたが
     愛と呼ぶ
     そのなにかを
     もう一度よく
     見つめ直してごらん

     愛ということばを
     不用意に
     無神経に
     無闇に
     乱用してはならない

     ボクは
     キミを
     笑う
     ふしだらな
     夢と希望を

もう一回云う、「愛」ということばは使うな。

     

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いよいよ「おんな」

ある企業の会長さんと親しくさせていただいていて、あるとき「佐藤さんは女性的だねえ」と評していただいたことがある。すこしも嫌な感じがしない、わたしもそうだと思うから。

     おんなは
     痩せてはいても
     そのほとんどは
     やわらかい
     肌

     少女は
     ゆっくり
     降りてきて
     目の前で
     おんなになった

     泣き顔の
     可愛らしい
     少女を
     意地悪く
     懲らしめる

トランスジェンターとか性同一性障害とか、本気で考えると不安になる。最近は女性のほうが断然カッコよく見える、メアリー・J・ブライジとかC・アギレラとか。

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