自然・季節

晴耕雨読

今日は雨。うちのなかでのたうっている。しかたなく読書。

     あれもこれも
     ほしいな
     読みたいな     
     本ばかりが
     積みあがってる

Dscn3333
     

退屈なので一度に4冊平行して読む。

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連休最後の日

最後になってやっと晴れた。

     野良猫が
     となりの物置の
     屋根の上で
     昼寝してる
     連休もおしまい

     女房は
     今日は出掛けてます
     電話に出るのも
     わずらわしい
     連休末日

     よく遊べたね
     よく働いたね
     こんどはまた
     のんびりしようね
     連休最後の夜

Shipp002 
     
     

     

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春の雨

昨日まで晴天が続いたと思ったら、今日は一転、雨。

     昨日より
     すこし寒いかな
     軒下で野良猫が
     二匹なかよく
     頬寄せ合ってる

     連休の初日
     雨が降って
     どこにも行けず
     洗濯物も
     乾かない

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自然の営み

「営み」と書くのも不遜だな。

自然は人間とは無関係に、勝手に「自然」にしてる。

     自然は
     繰り返さない
     毎回
     あらたに
     生まれ変わる
     

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スケッチ

絵を描くということのむずかしさ。

     小雨の
     降り止む寸前の
     夕刻の群青色と
     瞬きを繰り返す
     充血した夕日

     こどもたちは
     そのちいさなな手で
     白い息を
     包み込む
     冬の朝

     起きてすぐ
     道路には
     積もっていないかと
     ジャロジーから覗く
     雪の朝

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Moon Dog

月が出た頃帰り着き、月の沈む頃勤めに出る今日この頃。

     草臥れた
     障子紙のように
     薄っぺらな
     月を透かして
     覗く闇

     額に飾った
     かのような
     窓の景色
     月が上手に
     描けている

     生と死を
     予見する
     月のあばた
     うさぎの耳
     ねずみの尻尾

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桜の季節

もうすぐ春ですね、いやまだだよ。

     花びら
     一枚一枚は
     白く
     透き通っている
     さくらの花

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記憶

むかしむかし。

     堆積した
     記憶の地層
     自分の
     化石を
     掘り返す

     夕焼けの街
     いつまで待っても
     誰ひとり迎えにこない
     途方に暮れる
     ひとりの少年

     目を閉じて
     訪れる
     遥か遠く
     すこし哀しい
     ちいさな昔

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厳冬

いつまでも寒い冬。

     わたしの
     心臓に
     氷点下の
     冬が
     居座る

     とても
     寒くて
     寂しい
     けれど
     どうしようもない

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写景

見えるものをそのまま詠う。

     鉄塔が
     もはや
     鉛筆デッサン
     でしかない
     夜

     ふと
     小学校の
     プールを
     思い出す
     日暮れ

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水面

アスファルトに覆われてしまって、水溜りのできる砂利道には滅多に出くわさない。

     澱んでいて
     小さすぎて
     あまりに高く遠い月を
     映し出せない
     水溜り

     弱々しく
     月を照り返す
     水面の
     不規則な
     模様と澱み

水面を「みなも」って読めるかね?!

     
     
   

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お月見

空気が澄んでいて、星がきらきら瞬いていて、お月見には冬の今頃がいちばん(2月初め)。

     月は
     光ではなく
     闇を
     影を
     投げかける

風邪ひいた。もういくつ寝ると春が来る?

     托鉢の僧の
     捧げ持つ
     椀の如く
     傾き揺らぐ
     春霞む月

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金曜の夜

金曜の夜は、深夜電力時間帯に洗濯とアイロンかけをする。23時から始めても終わるのは日付が変わってるしまうことも。

     ふわーんと
     おおきな欠伸して
     おめめをしばしばさせて
     仔猫は眠たい
     週末の夜

同居している猫には御迷惑様。今夜は寒くて爪先が痛いくらい、さっさと寝よう。

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厳冬

寒波来襲!ここ一週間は寒いのなんのって、温暖化の心配要らないくらい?! これで平年並みなのぉ?

     湯たんぽの
     ぬくもりを
     飼い猫と
     分けあって
     丸くなる

猫は寒いのが嫌い。昨夜は毛布もう一枚引っ張り出して、ふたりして眠った。休日出勤の今朝、寝坊した。

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寝正月

ああ朝から何にもせんなあ。陽だまりに半日。『おでんくんスペシャル』視て、猫がやってきて、インターFM聴いて、長閑といえば長閑。平和といえば平和。怠惰といえば怠惰。

     何もしない
     平和ボケといわれようと
     正月ボケといわれようと
     今日は何もしない
     ああ何もしない

昨日女房と「あしたは散歩行こう」と決めていたんだが、もう日も落ちた。またあした。
     

  

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1月2日

酒呑みという奴ぁ扱いにくくてしょうがねえ。話は通じねえ、糸引くほどしつっこい、言い出しゃあ後へは引かない、とキリがない。年始は「朝から酒」なんだそうだ。まあ「正月だから」と、醜態ぶりも大目に見るも、それが身内ともなりゃほんと情けないだろうな、気持ちはわかるよ奥さん。

     酒呑んで
     忘れられるくらいの
     煩悩ならば
     却って羨ましい
     年始廻り          

呑んでいられる間は、酒呑み本人は幸福なんだろうよ。身内の不幸も忘れられるくらいに。連れ合いは、この上更に不幸になりたくないからと、そんな呑ん兵衛でも庇ってやってる、ほんとにお気の毒さま。
     

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2008年1月1日

ここ関東南部では、穏やかに晴れて、風さえなければ陽だまりでは暖かいくらいの元日。わが家は初詣も年始廻りもなにもなし。あと5日もすれば、また相変わらずの日々が始まる訳で、なにがそんなにめでたいのかね。「年に一度だから」?それをいうなら毎日が年に一度、どころか一生に一度しかないんだよ。

     酒呑みと
     お年玉目当ての
     子供ばかりが
     にたにた笑っている
     唯のお正月

猫が、行くところもなく日なたで寝転んでいる。かけがえのない一生に一度の元日、それに限る。
     
    

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冬の夜道

これでもまだ平年より平均気温としては高いほうだという。わたしの体感気温としては、平年も何も「冬は冬」!寒いときはさっさと仕事してさっさと帰って、猫と眠る、これに尽きる。

     昨夜
     食べたけど
     いつでも懐かしい
     カレーの匂い
     どこからか

たくさん食べて、おなかからあっためるという手もあるが、こちとら元来小食で、無理して食べると一気に流れるか詰まるかどちらか。とにかく冬は厳しい。

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明け方、あまりの寒さに、猫が寄り添ってきた。少しの間、ふたりして微睡んだ。

     寒くって
     冷たくって
     今日はどこにも
     行きたくないって
     一日がはじまる

     どんなに寒くても
     どんなに辛くても
     これが一日の
     はじまり
     未来のはじまり

前の晩、「明日こそはっ!」って思いながら、翌朝になるともう萎えてる…そんなのはもうお終い!!! 起きるぜ!

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年賀状

そろそろ書かなくちゃなーと、思う頃じゃ遅いんだよね毎年。

     新しい年が
     明けましての意味なので
     新年明けましてじゃ
     同義反復
     正月から恥かきっこ

てやんでぃ、日本語ってやつぁ、むつかしいんでえぃ。

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夏は去り行く

この歳になるとね、あまり嬉しい季節ではないな。

     長く伸びた枝を
     植木バサミで
     捻り切る
     蝉の抜け殻が
     しがみついている

     8月も
     終わってしまう
     そう思って
     ため息をつく
     もう若くないんだ

とはいうものの秋から冬にかけてが、これがまた長いんだ、途方もなく。 

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月光

月が昇る頃に帰り、月が沈む頃に出かける毎日。 

   太陽は
    残酷に照らす
    月光は
    静かに
    包み込む

    おひさまは
    まぶしいけど
    おつきさまは
    すこしだけ
    やさしい

    空に
    描き損ねたかの
    月
    雲とおなじ
    白色

    月は
    半分
    薄い
    夕暮れに
    溶けて

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捉えきれない広さと深さ。

     海は
     深い底に
     もうひとつの
     流れを
     隠している

     南の
     海で
     魚は
     青く
     染まる

     鴎は
     きみの
     頭上を
     回って
     海へ

昨日、女房とほんのちょっと海を眺めながらドライブした。

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おさかな

食べるならば肉よりお魚が好きです。

     魚
     死んで
     括られ
     内臓を
     抜かれている

     こちこちの
     凍った魚
     ぼくの獲物
     煮て食おう
     焼いて食おう

     臭い魚
     腐った肉
     濁った脂
     饐えた臭い
     干からびた骨

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田舎住まいのよいところは、なんといっても水。「おいしい」「つめたい」そして「すぐそばに流れている」こと。

     水は
     地の産み出した
     最高の富
     他の星と
     位を分かつ

     海は
     やさしく
     たゆたい
     恐ろしげに
     口を開く

     海は凪ぎ
     病は篤く
     太陽は沈み
     痛みは底深く
     沈降する

その代わり、冬場はきついけどね。
 

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ポートレート

写真みたいにパシャッと。

     波は
     砕けて
     泡と
     砂と
     埃に

     電柱の根元
     欠けたガラス瓶
     剥げかかった
     横断歩道の
     白いライン

     明日は
     雨
     雪か
     真綿纏った
     月

    

    

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