晴耕雨読
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昨日まで晴天が続いたと思ったら、今日は一転、雨。
昨日より
すこし寒いかな
軒下で野良猫が
二匹なかよく
頬寄せ合ってる
連休の初日
雨が降って
どこにも行けず
洗濯物も
乾かない
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「営み」と書くのも不遜だな。
自然は人間とは無関係に、勝手に「自然」にしてる。
自然は
繰り返さない
毎回
あらたに
生まれ変わる
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絵を描くということのむずかしさ。
小雨の
降り止む寸前の
夕刻の群青色と
瞬きを繰り返す
充血した夕日
こどもたちは
そのちいさなな手で
白い息を
包み込む
冬の朝
起きてすぐ
道路には
積もっていないかと
ジャロジーから覗く
雪の朝
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月が出た頃帰り着き、月の沈む頃勤めに出る今日この頃。
草臥れた
障子紙のように
薄っぺらな
月を透かして
覗く闇
額に飾った
かのような
窓の景色
月が上手に
描けている
生と死を
予見する
月のあばた
うさぎの耳
ねずみの尻尾
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むかしむかし。
堆積した
記憶の地層
自分の
化石を
掘り返す
夕焼けの街
いつまで待っても
誰ひとり迎えにこない
途方に暮れる
ひとりの少年
目を閉じて
訪れる
遥か遠く
すこし哀しい
ちいさな昔
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アスファルトに覆われてしまって、水溜りのできる砂利道には滅多に出くわさない。
澱んでいて
小さすぎて
あまりに高く遠い月を
映し出せない
水溜り
弱々しく
月を照り返す
水面の
不規則な
模様と澱み
水面を「みなも」って読めるかね?!
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空気が澄んでいて、星がきらきら瞬いていて、お月見には冬の今頃がいちばん(2月初め)。
月は
光ではなく
闇を
影を
投げかける
風邪ひいた。もういくつ寝ると春が来る?
托鉢の僧の
捧げ持つ
椀の如く
傾き揺らぐ
春霞む月
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金曜の夜は、深夜電力時間帯に洗濯とアイロンかけをする。23時から始めても終わるのは日付が変わってるしまうことも。
ふわーんと
おおきな欠伸して
おめめをしばしばさせて
仔猫は眠たい
週末の夜
同居している猫には御迷惑様。今夜は寒くて爪先が痛いくらい、さっさと寝よう。
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寒波来襲!ここ一週間は寒いのなんのって、温暖化の心配要らないくらい?! これで平年並みなのぉ?
湯たんぽの
ぬくもりを
飼い猫と
分けあって
丸くなる
猫は寒いのが嫌い。昨夜は毛布もう一枚引っ張り出して、ふたりして眠った。休日出勤の今朝、寝坊した。
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ああ朝から何にもせんなあ。陽だまりに半日。『おでんくんスペシャル』視て、猫がやってきて、インターFM聴いて、長閑といえば長閑。平和といえば平和。怠惰といえば怠惰。
何もしない
平和ボケといわれようと
正月ボケといわれようと
今日は何もしない
ああ何もしない
昨日女房と「あしたは散歩行こう」と決めていたんだが、もう日も落ちた。またあした。
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酒呑みという奴ぁ扱いにくくてしょうがねえ。話は通じねえ、糸引くほどしつっこい、言い出しゃあ後へは引かない、とキリがない。年始は「朝から酒」なんだそうだ。まあ「正月だから」と、醜態ぶりも大目に見るも、それが身内ともなりゃほんと情けないだろうな、気持ちはわかるよ奥さん。
酒呑んで
忘れられるくらいの
煩悩ならば
却って羨ましい
年始廻り
呑んでいられる間は、酒呑み本人は幸福なんだろうよ。身内の不幸も忘れられるくらいに。連れ合いは、この上更に不幸になりたくないからと、そんな呑ん兵衛でも庇ってやってる、ほんとにお気の毒さま。
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ここ関東南部では、穏やかに晴れて、風さえなければ陽だまりでは暖かいくらいの元日。わが家は初詣も年始廻りもなにもなし。あと5日もすれば、また相変わらずの日々が始まる訳で、なにがそんなにめでたいのかね。「年に一度だから」?それをいうなら毎日が年に一度、どころか一生に一度しかないんだよ。
酒呑みと
お年玉目当ての
子供ばかりが
にたにた笑っている
唯のお正月
猫が、行くところもなく日なたで寝転んでいる。かけがえのない一生に一度の元日、それに限る。
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これでもまだ平年より平均気温としては高いほうだという。わたしの体感気温としては、平年も何も「冬は冬」!寒いときはさっさと仕事してさっさと帰って、猫と眠る、これに尽きる。
昨夜
食べたけど
いつでも懐かしい
カレーの匂い
どこからか
たくさん食べて、おなかからあっためるという手もあるが、こちとら元来小食で、無理して食べると一気に流れるか詰まるかどちらか。とにかく冬は厳しい。
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明け方、あまりの寒さに、猫が寄り添ってきた。少しの間、ふたりして微睡んだ。
寒くって
冷たくって
今日はどこにも
行きたくないって
一日がはじまる
どんなに寒くても
どんなに辛くても
これが一日の
はじまり
未来のはじまり
前の晩、「明日こそはっ!」って思いながら、翌朝になるともう萎えてる…そんなのはもうお終い!!! 起きるぜ!
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そろそろ書かなくちゃなーと、思う頃じゃ遅いんだよね毎年。
新しい年が
明けましての意味なので
新年明けましてじゃ
同義反復
正月から恥かきっこ
てやんでぃ、日本語ってやつぁ、むつかしいんでえぃ。
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この歳になるとね、あまり嬉しい季節ではないな。
長く伸びた枝を
植木バサミで
捻り切る
蝉の抜け殻が
しがみついている
8月も
終わってしまう
そう思って
ため息をつく
もう若くないんだ
とはいうものの秋から冬にかけてが、これがまた長いんだ、途方もなく。
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月が昇る頃に帰り、月が沈む頃に出かける毎日。
太陽は
残酷に照らす
月光は
静かに
包み込む
おひさまは
まぶしいけど
おつきさまは
すこしだけ
やさしい
空に
描き損ねたかの
月
雲とおなじ
白色
月は
半分
薄い
夕暮れに
溶けて
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捉えきれない広さと深さ。
海は
深い底に
もうひとつの
流れを
隠している
南の
海で
魚は
青く
染まる
鴎は
きみの
頭上を
回って
海へ
昨日、女房とほんのちょっと海を眺めながらドライブした。
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食べるならば肉よりお魚が好きです。
魚
死んで
括られ
内臓を
抜かれている
こちこちの
凍った魚
ぼくの獲物
煮て食おう
焼いて食おう
臭い魚
腐った肉
濁った脂
饐えた臭い
干からびた骨
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田舎住まいのよいところは、なんといっても水。「おいしい」「つめたい」そして「すぐそばに流れている」こと。
水は
地の産み出した
最高の富
他の星と
位を分かつ
海は
やさしく
たゆたい
恐ろしげに
口を開く
海は凪ぎ
病は篤く
太陽は沈み
痛みは底深く
沈降する
その代わり、冬場はきついけどね。
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写真みたいにパシャッと。
波は
砕けて
泡と
砂と
埃に
電柱の根元
欠けたガラス瓶
剥げかかった
横断歩道の
白いライン
明日は
雨
雪か
真綿纏った
月
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